みなさんこんにちは、将来「スマートなじいさんになる」ことを目標にかかげ、行政書士試験に挑戦した50代の中年男性です。50歳を迎える中年男性にとって、残された時間は限られているため、資格試験の勉強を躊躇してしまいがちです。私の場合、家族に宣言したのは2月でしたが、勉強開始前に事前準備をしました。今回は、試験勉強開始までにやったことついてお届けします。行政書士試験などの資格試験の勉強を開始しようかどうか?悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
情報収集
主にネット記事とYoutubeで調べました。調べた内容は以下です、山登りに例えてみました。
①受験資格
山の入り口に関所があるか?ないか?のイメージです。
受験資格がないと受けられませんので、しっかりチェックする必要があります。
ちなみに、行政書士試験は特別な資格は必要ありませんでした。
②難易度
目指す山の険しさ、高さのイメージです。
行政書士試験の場合、合格率が11~13%程度ですので、やや難関資格といった部類に入ると思います。
受験経験者の記事では、会場では空席や明らかに勉強してきていない人などもおり、実際にしっかりと勉強した人の合格率はもっと高いという、ご意見もありました。
③必要勉強時間
目指す山の大きさ、登る距離のイメージです。
行政書士試験の場合、さまざまなご意見もありますが600~1,000時間以上の勉強時間が必要とされています。
一方で、単純な時間だけでなく、高い質の学習が必要だとのご意見もありました。
私は勉強時間は本人の素養にも左右されるので、あくまでも参考の数字だと考えましたが、人生を折り返した中年男性にとっては、重要なポイントです。特に勉強時間については、目標設定したわけではありませんが、1,000時間くらい時間を取れるということを予め計算して、勉強開始したのを覚えています。
④試験内容
登山道が自分にとって歩きやすいか、未整備なのかといった、道の状況を確認するイメージです。
私の場合、全く法律関係の勉強をしたことがなかったため、完全未知の領域になります。そこで、実際にどのような試験なのか、具体的に確認してみました。
試験を実施しているのは一般財団法人行政書士試験研究センターというところで、過去問が公開されていましたので、チェックしました。
問題を見た限り、「まぁ、勉強さえすれば解けそう…」といった感覚でした。ただ、実際には解いていませんし、勉強開始後には、地獄のような苦しみを味わうことになりました。
⑤かかる費用
山登りの装備品にかかる費用のイメージです。
独学で受験するか?スクールに通うか?通信で受講するか?等、さまざまな勉強のやり方があると思いますが、基本的には独学で勉強しようと考えました。(独学は、山の案内人がなく、何を持って行けばいいかも自分で考えないといけない辛さがあります。)
独学の場合:テキスト、問題集などで1万円~2万円程度と想定しました。ただ、実際には独学+通信のハイブリッドで勉強しました。
ちなみに、スクール(通学)、通信については、各予備校で差がありましたが、10万円弱~20万円位かかるようです。実際には、返金のシステムなどを有していることもあり、追加で派生する費用もあるため、何とも言えませんが、情報収集段階で独学を基本と考えていたので、細かくは調べておりません。
ロードマップ
情報収集した結果に基づいて、行政書士試験の難易度、勉強時間に基づきおおよその勉強計画を立てました。
先ず、受験日2025年11月9日をゴールとして、どの程度の理解度がどの段階までに達成できていればいいか?を考えました。行政書士試験は300満点中、180点取れれば合格ですので、得点を195点として以下のようなイメージで作成しました。

このロードマップ作成で重要なのは、学習する内容の詳細ではなく、全体的に
勉強到達度:試験範囲のうちどの程度勉強したか?
習熟(理解度)度:勉強した範囲の問題の正答率
得点(模試):模試などを受けたときに実際に得点できる点数
を適当に決めています。
現実との乖離が生じた場合、あとで修正すればいいので、このようなロードマップを作ることはお勧めです。
もちろん、走り書きでもかまいません。
ロードマップは、これから勉強していくことがより具体的にイメージでき、実行するための後押しになってくれると思いますので、お勧めです。
くれぐれも、細かい勉強計画を積み上げていくようなスケジュールを立てないようにしてください。計画と現実に乖離が生じた場合、ショックで回復するのが難しくなってしまいます。
また、この時点でどの科目にどのくらい等といった、割り振りもする必要はないと考えます。
教材などの購入
基本的には独学で挑みましたので、本屋でテキストと肢別過去問集を買ってきました。
Youtubeのゆーき大学を見ていましたので、テキストと肢別過去問集の回転で、勉強することをもともとイメージしていました。
勉強方法の決定(仮)
どの様な勉強方法で進めるのかを仮に決めます。うまくいかなかったら、即修正すればいいです。
私の場合、過去の大学受験等を振り返っても、アウトプット(問題を解く)が8割以上、インプット(テキストから学ぶ)が2割以下でしたので、問題演習を中心にテキストに戻るというスタイルが自分には合っていると思っています。結局、最後までこの勉強法を通しました。
合う勉強方法はかなり個人差があるので、注意が必要です。私の場合、入り口としては、「ゆーき大学」の動画が非常に参考になりました。勉強初期にはインプットも、一「ゆーき大学」にたより、とにかく問題演習-答え合わせ-答えの解説を読む、の繰り返しを結果的にしていました。ただ、「神ノート」の購入まではしていません。
まとめ
今回は、勉強開始前にしたこととして、情報収集、ロードマップの作成、教材の購入、勉強方法の決定について経験してきたことについてまとめました。
次回は、実際の勉強編をお届けしたいと思います。
